壁を立ててみよう
だいぶん間が開いてしまいましたね。
某商店、製作の続きです。
外壁はすでに作ってあるので、床を1㎜のスチレンボードで作ります。
床に貼ってあるクッションフロアは、なるべく実物に似た感じのものを画像検索で探して、画像加工ソフトで増やして印刷します。画像加工ソフトといっても特別なものではなく、どんなPCにも入っているペイントを使っています。
この床に、とりあえず2方向だけ壁パーツを接着します。
この時、垂直、直角に気をつけるようにします。
売り場と奥の調理場を隔てる壁の上には、賞状と写真の額が飾ってあったので、それらを再現します。これらも全て画像検索で探してきたものです。探すのも結構な手間ではありますが、インターネットがあるおかげでこういうものも作れるので、本当にインターネット様々です。
ここに生鮮品とお肉のショウケースを置いて、開口部とのバランスを確認します。
実在の店舗では、このショウケースの前にプラスチックの醤油ケースに渡した板があり、その上に商品を陳列しているので、それを再現していきましょう。
今回のお仕事をお引き受けしたとき、この醤油ケースをどうしようか悩み、とにかく検索しまくったところ、アマゾンで見つけました!
1/32のビールケースのプラモデル!!
ビールケースと醤油ケースでは大きさが違いますが、構いません、これでいきましょう。
これはフジミのカーモデル用のアクセサリーですが、何十年も前の絶版商品なので、プレミアがついていて32個で4322円(送料込み)でした。
高っ!
元の定価は900円くらいのものなので、4倍以上ってブンドリだとは思いますが、仕方ありません。これが有るのと無いのでは精密感が段違いなので、買うしかありません。
余ったら、趣味のミリタリーモデルにも使えるし。(笑)
実物もプラモデルも素材は赤いプラスチックなので、そのままでも使えますが、そのままでは色が鮮やかすぎてオモチャっぽいので、ウェザリングを施します。
クレオスのMrウェザリングカラー、マルチブラックを全体に塗り、綿棒でささっと拭き取って、入隈に塗料が残るようにします。
これで使い込んだような雰囲気になりました。
本当なら側面にビールメーカーのロゴが入っているはずですが、筆で描くのはあまりに手間だし、白文字でデカールを自作するのは不可能なので、パスしました。
ビールケースを並べた上に1㎜のスチレンボードを渡し、野菜の入った箱を並べていきます。おお、それらしくなったじゃないですか。
隣にはお総菜のパックが並んだ箱を置きます。箱にも茶色のパステルでウェザリングを施しておきます。
段々賑やかになっていき、作っていて楽しいです。
こちらはかなり年季の入ったお店なので、写真を見ると、床の人が通る部分はクッションフロアがこすれて無くなり、地がむき出しになっていました。
それを再現するため、焦げ茶色のパステルをこすりつけて、縁を綿棒でぼかしてやります。
グレーの部分は、さらにこすれてコンクリートがむき出しになっている部分です。
他にもグリコのショウケースやのぼり旗、段ボール箱などを置いていくと、昭和のニオイのする八百屋さんが徐々に姿を現わしてきました。
では、今日はこの辺で。
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