完成に近づいてきました某公共施設白模型。
今日は展望デッキと外構を作ります。
建物北側に、隣接する庭園へ渡るための見晴らしのいい展望デッキがあります。
まずはそこへ上るための外階段を、1ミリのスチレンボードを重ねて作ります。
1/50ならば、手すりは窓と同じように塩ビ板をマスキングしてスプレー塗装で作りますが、1/150では細かすぎて不可能なので、塩ビ板をそのまま接着して手すりとします。
展望デッキの脚柱は、一部切り欠きをつけなければなりません。
そのため、スチレンボードでは強度的に不安があったので、タミヤのプラ棒を使うことにしました。
5ミリの角棒を一部半分の厚さまで削り、ヤスリで形を整えます。
そして、このあと所定の長さにカットします。
これを展望デッキ本体の裏側に接着します。
展望デッキから庭園に降りる階段を、1ミリのスチレンボードで作ります。
テクニック的には難しくはありませんが、細かな作業なのでひたすら面倒です。
今回は芝生を表現するのに芝生シートを使いました。
脚柱をそのままの状態で接着すると浮き上がってしまうので、脚柱が立つ位置の芝生をカッターナイフの刃でガリガリと削り落とします。
こうして展望デッキ本体を接着します。
これに庭園側階段と手すりを取り付けて完成です。
このあたり、細かな作業の連続で集中力が途切れそうになりますが、完成すると精密感があって苦労が報われます。
屋根はほぼ平面のシンプルな形状なので何も難しいところはありませんが、1カ所ドーム状の透明な明かり取りがあります。
この透明ドームを何で表現するか悩んだのですが、プラモデルのディテールアップ用のレンズパーツの中にたまたま同じサイズのものがあり、これを使うことにしました。
赤い円で囲ったのが、完成した明かり取りのパーツです。
続きまして植栽を作ります。
鉄道模型用に作られた木も市販されていますが、コストがかかるので自作します。
100円ショップで買ったビニール製の観葉植物(なるべく細かい枝のもの)に、鉄道模型用のカラースポンジを木工ボンドでまぶすように接着してやります。
この時カラースポンジの色を2~3種類用意して色を変えてやると、単調になるのを防げます。
地面に目打ちで穴を開け、出来上がった木を差し込んで接着していきます。
正面玄関側の歩道沿いに車止めの棒が立っていますので、1ミリのプラ棒を等間隔に植えてやります。
最後に駐車場にミニカーを配置します。
1/150のミニカーなんてその辺では売ってませんので、アマゾンで買いました。
プラスチックで出来た中国製で、完成度はあまり高くありませんが建築模型の添景として使う分には充分な出来です。ミニカーを配置していると一気に模型全体がカラフルになり、わくわくしてきます。
ようやく全体が完成しました。
大きな公共施設ということで戸建て住宅とは勝手が違うところもあり苦労しましたが、その分やりがいもあり、完成したときの達成感もひとしおでした。
次回、完成品の細部をご紹介しますね。
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