建築模型 M邸住宅白模型の製作 2
- 渡辺太至
- 2020年4月20日
- 読了時間: 2分
さあ、床が出来たところで、壁を接着していきましょう。
模型にしろ何にしろ、ものを作るには手順とか段取りが大切です。
合理的な順序を考えずに壁を接着していくと、あとで工作がしにくくて
困ることが多々あります。
私は名古屋の(株)スタジオサカイ様で建築模型製作の研修を受けましたが、実際に仕事をして経験を積んでいくうちに、自分の中に一定の原則が出来ました。
① まず、水平、垂直の基準となる壁を立てる
② 階段周りの壁から立てる
③ 入り隅部分から立てる
④ 建物内部から外に向かって立てる
最初に接着した壁の垂直が狂っていたら、隙間だらけの見苦しい模型になってしまうので、①はとても重要です。
住宅模型で一番難しく誤差が出やすいのが階段で、周りを作ってから階段を組み込むのはトラブルの元になります。
平面図で見て床面がL字型やコの字型の建物は、入り隅部分はあとから組むのはやりにくいので、なるべく先に立てます。
四方の外壁はなるべくあとの工程で立てるようにした方が、作業はしやすく、仕上がりもきれいになります。

今回の案件は平屋でコの字型の部分があるので、②は考えず、③を優先して、この壁から立てることにしました。この壁は外壁と内部の間仕切りの壁を一体のひとつのパーツにしたので、屋根の傾斜も絡んできて形状を出すのが大変でした。
注文住宅では一軒一軒形状が違うので、どの壁を最初に立てるかはその都度違います。
しかし、①から④の条件を考えながら図面を見ていると、自然にどの壁を最初に立てるべきか見えるようになります。

次にこの二つの壁を立てます。
コの字の真ん中の空いている部分は、物干し場を兼ねた中庭になり、中央の開口部は勝手口です。
もし周りの壁を先に立てて、この部分をあとから組み込もうとすると、余計な部分に接着剤がついて見苦しくなったりします。

コの字の建物内部は、風呂、洗面所、トイレとなっています。
この写真からお分かりのように、浴槽、便器は先に接着し、壁はあとから、洗面台はあらかじめ壁に接着しておきます。
こうすることによって、それぞれのパーツの位置決めがしやすく、接着剤のはみ出しも少なくきれいに仕上がります。

はい、水廻りが出来ました。
浴槽や洗面台などの詳しい作り方は、また別の機会にご紹介しますね。
じゃ、続きはまた今度。
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