さて、内壁を立てていきましょう。
1階の内壁には、たいてい洗面台などの設備や戸棚が付いています。
先に壁だけ床に接着して、あとから設備を組み込もうとすると、指が入らず作業がしにくく余計な部分に接着剤が付いて見苦しくなります。
そこで、設備は先に壁に接着してしまい、ひとつのブロックにしてしまいます。
戸棚の扉は、スチレンボードにカッターで切り込みを入れて表現し、洗面台の鏡は100円ショップで買ったアルミテープを貼ります。
脱衣室の壁にも棚や格子をあらかじめ接着しておきます。
浴室の壁は1面のみアクセントパネルなので、テクスチュアを印刷した紙を貼り、アルミテープを貼って鏡とします。
棚は1ミリのスチレンボードに木目柄の紙を貼ったものを使うときもありますが、今回はオイルステインで着色したバルサ材を使いました。
作業性はどちらも一長一短あるので、どちらでいくかはケースバイケースで決めています。
棚はきれいに等間隔に接着すると、精密感が出ます。
キッチンやレンジフードを作るのは一見細かくて大変そうですが、四角い箱の組み合わせなので、手間がかかるだけでテクニック的にはそんなに難しくありません。
こちらのお宅ではリビングの床が一段下がって、戸棚やソファが造り付けできちんと収まっています。そのため、通常家具は省略しますが、今回はソファも作りました。
和室は、壁のクロスの色が変えてあったり、床の間や押し入れの木の部分があったりとカラフルです。それぞれの色の紙を貼らねばならないので、とても手間がかかります。
さあ、だいぶん進んできました。
あとは外壁と屋根です。