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  • 執筆者の写真渡辺太至

建築模型 ドイツの駅の製作 7


ベンチの製作

ここでちょっと建物から離れ、ディオラマの小道具として駅舎の脇に置く予定のベンチを作ってみます。

建築模型 ドイツの駅舎 ベンチのパーツ

材料は1ミリのプラバン。

同じ1/35スケールのフィギュアを脇に置いて、大きさを考えながらベンチの側面をフリーハンドで作図します。

建築模型 ドイツの駅舎 ベンチのパーツ切り出し

これを切り出すのですが、こういう場合の鉄則。全体形を切り出す前に、穴の部分を先にあけること。先に全体形を切り出すと、パーツが小さくなり作業がしづらく、破損しやすくなるからです。 切り抜いたら、ヤスリで穴の形を整えておきます。

建築模型 ドイツの駅舎 パーツの切り出し

切り出したら、またもヤスリで全体形を整えます。 デザインナイフの刃で、切り口にめくれができるので、これもやすって面を出しておきます。

建築模型 ドイツの駅舎 パーツの複製

満足のいく形になったら、それをテンプレートにしてもうひとつ作図します。

建築模型 ドイツの駅舎 ベンチパーツ

同じ要領で、形を整え、同じ形のものが複製できました。

建築模型 ドイツの駅舎 ベンチ

それぞれ4箇所ずつピンバイスで浅い穴を掘って、真鍮線を差し込み接着固定します。 ここに、細長く切ったバルサを貼るのですが、貼ってしまうと塗りわけが面倒なので、まずこの状態で塗装します。

建築模型 ドイツの駅舎 ベンチの塗装

ベンチと前回作った鉄格子と時計を、塗ります。 三つとも自分のイメージでは、濃いグリーンだったので、日本海軍の濃緑色で塗ります。 ただ、そのまま塗ると塗る対象が小さく、ほとんど黒に見えてしまうので、白を混ぜて明度を上げておきます。

建築模型 ドイツの駅舎 ベンチの塗装

ベンチの木部を、リキテックスの赤で塗ります。少々塗りむらがあっても、かえってそのほうが 変化があっていいので、気にせず進めます。 黄土色でドライブラシして、ペンキのハゲを表現しておきます。

建築模型 ドイツの駅舎 ベンチ

で、これをフレームにゼリー状瞬間接着剤で接着して、ベンチの完成です。

建築模型 ドイツの駅舎 ベンチ

いかがでしょう。

かわいいベンチになりました。

建築模型 ドイツの駅舎 時計

ついでに塗装した時計もご紹介します。

サビも塗装で表現し、リアルになったと思います。

ベンチも時計も、現在ではプラモデルのキットとして発売されていますが、これを作った10年前には自作するしか方法はありませんでした。今ならもっと楽できたのになあ。 でも、苦労した分、愛着がわきます。


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