さて、それでは外構を作ってみましょう。
まずは1ミリのスチレンボードを敷地の大きさに切り出し、建物やアプローチの踏み石の位置をシャープペンシルで書き込んでおきます。
その上から両面テープを隙間無く貼り込みます。
建物を貼り付け、次にアタリのラインに従ってグレーの紙を貼っていき、アプローチの踏み石とします。
建物の脇に一部敷石の部分があるので、鉄道模型用のバラストを撒きます。
この時きれいなラインを出すために、敷石以外の部分は両面テープの剥離紙で保護しておきます。
芝生は鉄道模型用のシーナリーパウダーを茶こしで撒きます。
パウダーはよく定着するように指ですり込んで、余分なパウダーを払い落とします。
坪庭を囲う格子と壁を接着します。
この部分も先に接着するとパウダーが撒きにくくなるからです。
実際の建物を建てるのとは順序が違いますが、模型ではどういう順序が作業がしやすいか、仕上がりがきれいになるかを常に考えることが重要です。
この時点で事前に作っておいた格子を接着します。
こういった壊れやすいパーツはなるべく後に取り付けるようにしています。
奥に見えている低木は、フォーリッジクラスターという鉄道模型用の着色されたスポンジです。
生け垣を作ります。
ホームセンターのペンキコーナーで売っている、塗膜剥がし用のスポンジヤスリ(スポンジじゃないね。なんていうんだろう、これ?)を生け垣のサイズに細長く切り出します。
これをカッターで切ると一発で刃がダメになるので、こういう作業のときは100均の安いカッターを使用しています。
こいつに木工ボンドを塗って、コースターフをまぶします。
この時単調にならないように2種類のグリーンを混ぜてやると、見栄えが良くなります。
隣地との境界に生け垣を接着してやります。
これで完成です。
駐車スペースにミニカーを置いてやると、さらに見栄えが良くなります。
写真で見ると、1/100なのか1/50なのか分かりませんね。
いかがでしたでしょうか。
今回は1/100ですが内部も作り少し手間はかかりましたが、素敵な模型が出来ました。
伊縫建築設計事務所様、ありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします。