S社様 弥生時代ディオラマ模型の製作 6
- 渡辺太至
- 2016年5月13日
- 読了時間: 2分
1/35の地面の作り方

建物が出来たところで地面を製作していきます。
スチレンペーパーと樹脂粘土で作った地形に、本物の土を茶こしで振りかけて、水に溶いた木工ボンドを霧吹きで吹きかけて固定します。
水路の部分は濃い土色で塗装しておきます。

次に雑草を表現します。
草といえば緑色と思いがちですが、夏の盛りでも根元には必ず枯草が存在します。
緑色だけで表現してはどこか作り物めいてしまいます。
そこで、まず本物の枯草を細かく砕いたものを茶こしで撒き、やはり水溶き木工ボンドで固定します。

その上から鉄道模型用のシーナリースポンジを撒きます。
一気にそれらしくなってきました。
人の歩くところは草を少なめに、人が歩かないところは多めにと変化をつけてやります。

田んぼの稲を作ります。
これも材料を何にするか悩みましたが、地面ばかり見ながらあちこち探した結果、小さな穂の付いた雑草を発見、これを稲の穂に見立てることにして、茎は近所のお宅でいただいた涸れた芝生を着色して使うことにしました。
左が穂の材料、右が茎の材料、まん中が稲一株分です。

田んぼに目打ちで穴をあけ、一株一株木工ボンドを塗って植えていきます。
これが気の遠くなるような作業です。
朝から晩までやって、丸3日かかりました。

水路の水辺に生えている水草も、涸れた芝生ですが、稲と色合いは変えておきます。
近所のJAでカスミソウより小さな花を見つけたので、ドライフラワーにして植えてみました。

これで植物の表現は終了です。
あとは水路の水です。

水はクリスタルレジンという固まると透明になるレジン樹脂を流しました。
これは主剤に硬化剤を混ぜると固まるのですが、100:50という混合比を正確に守らないと硬化不良を起こすので、1グラム単位で正確に計量しなければなりません。

こうして弥生時代ののどかな田園風景が出来ました。