M邸もだいぶん形になってきました。
あと一息です。
内壁、外壁全て接着が終わりました。
設計図面だけでは分かりにくい各部屋のつながりや、使われている素材の質感が一目で分かり、お施主様にとても理解しやすいプレゼンが出来ると思います。
以前は切り妻や寄せ棟の屋根が多く見られましたが、最近の戸建て住宅は、屋根に太陽光パネルを載せる関係で片流れが増えています。
片流れ屋根にはそれぞれメリット、デメリットがありますが、模型製作に関していえば、構造が簡単な分、製作が楽で助かります。(笑)
スチレンボードにグレーの紙を貼り、全体形を切り出したら、両面テープを貼ったグレーの紙の細切りを等間隔に貼り付け、リブを表現します。
ただこの方法では、屋根の取り外しで触っている内に、リブの先端がめくれてきやすいので、現在ではリブは印刷で表現しています。
屋根を載せると建物の完成です。
屋根は内部を見るとき取り外せるように、接着しません。
写真では見えませんが、ズレ止めのために屋根の裏面の四隅に1センチ角のスチレンボードが貼ってあります。
さて、次は外構です。
まず、敷地となるスチレンボードに建物や接道、庭、カーポートの配置をシャープペンシルで作図して、表面全体に両面テープを貼ります。
両面テープの剥離紙を通してシャープペンシルのラインがうっすらと見えるので、カッターで切り込みを入れて、建物部分だけ残して剥離紙をはがします。
道路、土間コンクリート、タイルなどは印刷した紙を貼って表現し、芝生や砂利などは市販のカラーパウダーを撒いて表現します。
芝生のカラーパウダーは、指でよくすり込んでやります。
さあ、敷地が出来ました。
あとは建物を接着し、周囲をフェンスで囲み、カーポートを作り、木を植えれば完成です。
それは次回でご紹介しましょう。