渡辺太至

2017年1月24日2 分

建築模型 K社様 A邸白模型の製作

愛知県一宮市の設計事務所、K社様より1/100の白模型のご注文をいただきました。

K社様は新規のお客様で、ご要望としては、窓はくり抜きのみ、室内を作り、①屋根、②2階床、

③建物、④敷地及び外構の4つのパーツに分解できるようにしてほしいとのことでした。

こういう分解方法の模型は作ったことはありませんでしたが、大丈夫、やってみましょう。

今回は珍しいところから作り始めました。

玄関ポーチの階段は5段あり、2ミリのスチレンボードを貼り合わせて作りますが、そのまま貼ったのでは玄関土間より少し低くなってしまうので、それぞれの段の裏に画用紙を貼り、高さを稼いで調整しています。

これで玄関の土間とポーチの高さが同じになりました。

今回は床に関しては、図面を貼り付けたものをそのまま生かす作りです。

壁パーツを作ります。

壁同士の接合部分は一枚残しというテクニックを使いますが、今回腕がなまってしまったのか何度も失敗して4回ほど作り直しました。(笑)

テクニックを維持するには毎日の修練ですね。

いつも通り、階段周りは一つのユニットとしてあらかじめ組んでしまいます。

1/100ではパーツがグッと小さくなるので作りにくくなりますね。

垂直の基準となる大きな壁を最初に床に接着して、階段周りを取り付け、そこに付随する内壁を接着していきます。棚や袖壁は作業しやすいよう、あらかじめ壁に接着しておきます。

1階が完成しました。

普段は外壁ごと1階2階を分解するように作るのですが、今回はこの上から2階の床をスポッとはめ込んで取り外せるようにします。

2階を作ります。

床に内壁を立てるだけで、当然外壁はありません。

敷地は道路より一段高くなっています。

フェンスは、光栄堂のペット樹脂に印刷されたものを使用しました。

これで完成です。

敷地内のどこに建物を持ってくるかシミュレートするため、建物本体は敷地には接着しません。

組み合わせるとこうなります。

今回、初めての分解方法に挑戦させていただきました。

K社様、ありがとうございました。

今後とも、よろしくお願いいたします。

    2430
    0